2011年9月1日木曜日

明るいおじさん

20:56、東北道志波姫PA

台風12号が日本列島に迫る最中、バイクを停めて談笑している3人組を見かけ声をかけた。
40代ひとり、50代ひとり、60代ひとりの不思議な年齢構成。

新入りの40代の男性に北海道の大地を見せたくて出かけるのだという。この大雨の夜に。

「雨のツーリングは楽しいねぇ」。
ホームセンター品質のレインウエアを着て、コンディションの悪さをも楽しもうとする話好きの長老はとても明るくて逞しい。


聞くと、彼らは、山元町で被災した住民だった。
50代男性は、去年買ったハーレーが津波で流されたという。
それでも荷物を満載した250ccのバイクの脇で、雨に濡れながらニコニコしていた。
台風がどんな勢力で、どこに向かおうとしているのかなど、彼らには全く関係がないようだった。

幸せの定義とは何なのか、考えた。

・好きな時に、好きな場所に行ける手段と余裕があること。
・家族や心の通い合う友人たちや、あるいは恋人と過ごすゆったりとした時間。
・将来の目標についてある程度の展望があり、その目標に少しでも進んでいるという実感があること…


彼らには、どれもあてはまっているように見えた。

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